(6/4)「学生起業の落とし穴」
2008/06/05 Posted in 報告 | 0件のコメント »今日は9人が参加して、うち経営者が3人というびっくりな会でした。 普段はあまり聞けない、野間さんのこれまでのご経験をお話いただき、みんな興味深々でした。 なお、染川さんにおみやげのクッキーをもらい。みんなで頂きました。 一分間スピーチ:30歳(もしくは10年後)の自分 斉藤 新領域修士1年 あと5、6年。ドクターに行こうか検討中。海外に行ってドクターを取れているとよい。 野間 株式会社ロジトーイ 40代までにはいろいろなことを成し遂げておかないと。結婚も視野に入れて行動していこうと検討中。 高野 日本大学経済学部4年。 就職活動中。金融証券系。経済・金融は欧米中心なので留学したい。 奥村 30までに世に出る何かを作りたい。結婚して一人は子供を持ちたい。 笹尾 27歳。会社を20歳ごろに設立。やりたいことをやるのは難しい。大学に博士で戻ってやりたいことをやりたい。 三好 ウェブ関係で起業開始。社会問題を解決する情報インフラ。10年後には国際協力を通じて世界で主要な役割を果たしたい。 コンセプト:世の中のお金の流れを変えたい。 山本 公共政策1年 秋からアメリカに2年間留学。国際政治が専門。博士号とる。自分のスキルベースで仕事ができる。 ハリウッドに知り合いがほしい。 ◆発表「学生起業の落とし穴」 98年会社立ち上げて今2社目。10年間でうまくいったこと、うまくいかなかったことを発表。 幼少期はアメリカ(レーガン)、イギリス(サッチャー)で過ごす。国を強くしようと 大学入試の年。センター1日後に阪神淡路大震災。地下鉄サリン事件。Xデー事件。 入学後、PCリニューアル。全員がアカウント・メールアドレスを取得し、初めて全学生がネットに「つながる」時代。 大学2年時に起業。BCG出身の人間の会社でビジネス(教育関係・家庭教師系)→独立。 教育ビジネスとサーバー管理。 今はITのビジネスコーディネーター。 ・なぜ起業したのか? ノリ。非常に単純。夏休みで暇だったので。「自分たちでやったほうがお金も入るし、夏休みだからやってみよう」 当時は走り出し。起業しやすい環境だった。設立期間は1ヶ月。合資会社で。当時は司法書士でも知らなかったので自分たちで。 今の会社→5月14日に会社設立の構想。21日会社の名前(ドメイン取得が大変)、印鑑注文、 ・お金はどれぐらい必要? 出資金はそれほど必要ではない。今の会社→30万円ほど。実際は9万円ほど。これは最低ライン。 →起業するのは簡単。続けていくのが大変。 ・メリット 既成概念にとらわれない発想が出来る。(社会のルールを知らないので) コスト安い。(生活費いらない。間接費いらない) 組織や会社に入っていきやすい(有名人や有名社長) 応援してくれる会社が現れる 大学からの技術移転の可能性(教授の協力が得られれば) 知識を聞く人が身近にいる 仲間が集めたやすい 若さ。 所属がある。いつでも戻れる。 →丸々お金は入りやすいと思うが、実際は3-4割は会社に経費として計上しないといけない。 ・学生時代、実際はどうだったか? 4年次はほとんど仕事。PCに向かう大半は仕事。飲み会のあとに帰って仕事したり。 アルバイトは年齢が上だったので使いづらかった。 進路相談で「いいのかお前」と先生にかなり言われた。 当時はITバブルだったので、仕事はあった。 月4万円の経費が払えるか悩む。 ・卒業後はどうしたか? 気楽に遊び半分で?経営。 00年ネットバブル崩壊。周りの会社がつぶれていく。 →きちんとした経営をしなければいけない。 人を雇う →きちんとした仕事をしないと利益は増えない。 創業メンバーの1人がトラブルで退職。 形状的に利益を生むもの →サーバー管理をメインに。 ・事業の成功 ドメインを民間委託するという国家プロジェクト →2週間前に仕様公開。大企業が対応できず。 1000万円の投資をして、広告宣伝。 →見事に成功。全国2位の登録数を達成。 ・その後の 社内統制を充実 情報管理、顧客情報管理、目標管理制度(→うまく機能せずに会社の成長を止める?) その後、受託開発を再開→既存ビジネスとの性質の違いが発生。 権限の設定が難しかった。役員が2人で、1人が代表だと ・実際の事業フェーズ ①どんどんやる →はじめは思いが一緒だと思っても、絶対に違うので行動の中で行動の中で見つけるべき ②事業を絞る →チャンスを待つことが重要。アンテナを常に広げる →何が足りないのかを常に考える →チャンスがきたら積極的に投資する(特に広告宣伝) →→ここで息切れするが、ブランドや知名度を確立できれば外部投資を受け入れられる可能性あり。 →→躊躇せず、がっつり。 ③事業拡大 →成長のための投資必要。(前の会社はここで手を止めてしまったか) →ここで会社のレベルが変わる。必要な人材も変わる。 ①②は立ち上げ期の新しいもの好きの人。③は安定志向で堅実な人。 ・前の会社と今の会社 前の会社・・・安定性重視。顧客単価低い。売り上げ変動しない。 今の会社・・・積極性重視。顧客単価高い。売り上げ変動しやすい。面白い人を探して、プレイヤーが揃ったら事業提案。 人の研究。誰が何ができるのかを考えている。面白かったら何でもやろう、という ・前の会社でうまくいかなかったこと 事業拡大が失敗→自己資金にこだわりすぎた。 過度な自動化(預金照合、お客さん受付)→保守が大変。 目標管理→うまくいかないとモチベーションを下げてしまう。目標値・目標スパンの設定が高すぎた。 人の問題→採用せず。権限の過度な集中。人(数・質)が安定しない。 コミュニケーション→経営者同士の。目的の違い。お客さんとの距離感など。 報酬決定ルールのコンセンサスを作っておく→儲かってからでは遅い。 会社の空気作り→暗い雰囲気。黙々と仕事をする。やめる人を追わなかった。 ・学生起業の落とし穴 友達感覚のスタート→コミュニケーションがしづらい。友達だから遠慮しちゃう。 権限の切り分けできず→ 人を動かすスキルの欠如→OJTは厳しい。資質があれば別。 目標管理制度→分かっている人が必要 会社という組織を知らない→ある程度の規模になると問題発生。 ・学生起業で大事なこと ①メンター企業を見つける 組織作りはお金をかけてでも見てもらったほうがよい ②主要事業を見つけて、将来像を描く 社員の構成や、取締役の構成 ③成果物は甘えない ④必要な資金調達は躊躇しない ⑤向上心持つ 会社はどんどん良くしないとどんどん廃れていく →どこかで学生を卒業しないと、会社は続けられない。 ⑥自分たちの会社の文化を創る →リクルートでも20年かかった。 ⑦学業を捨ててはいけない。 →退学は避けたほうがよい。まさかのときのリスクヘッジ。 →新卒で会社に入社することも ・メッセージ 起業時は、生活の豊かさのために働く時代 最近は、自分の自己実現ために働く時代 一度起業するのはいい経験だと思う。 99年 有効求人倍率 0.48だった。
