8/31【日本語を教えることって?ー多文化社会を目指した日本語教育とは】

みなさん外国人の方の友人はいらっしゃいますか?

私は日本語教室のボランティアをやっていったからか、留学生の友人がいます。使う言語は相手によって日本語だったり英語だったりするのですが、日本語でコミュニケーションをしていて間違った(と私が感じる)日本語を使ったときに訂正するべきなのかどうか毎回悩みます。何となくその行為は私の日本語の押し付けのように感じてしまうのです。

次回の三文会では、外国人に日本語を教えることのプロフェッショナルである東大大学院工学系研究科日本語教室の古市先生が、多文化共生を目指した日本語教育をテーマにお話してくれます。

東京オリンピックもあってか、外国人と接する機会が日に日に増えている現代では日本語を教える機会がますます増えていくでしょう。
いまここで、外国の方に日本語を教えることについて考えてみませんか?

 

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※大まかな人数を把握するため、8/29(月)の20時までに登録をお願いします※

以下、発表者の古市先生の告知文です。
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皆さんは、友人に留学生や外国人の方がいますか。
留学生や外国人に日本語を教えた経験がありますか。
母語話者のみなさんが留学生や外国人に日本語を教えることは、どんな意味・機能を持つのでしょうか。

「郷に入れば郷に従え」というように、日本語教育とは「母語話者の日本語」を規範とし、それをモデルとして教えることでしょうか。
言語の背後にある日本文化にも馴染ませて日本人の規範とされる言語行動がスムーズにとれるようになることが日本語教育の目標でしょうか。

グローバル化に伴い、異なる言語や文化背景を持つ者が共生する現代では、「同化要請として機能する日本語教育」から「共生日本語教育」へのパラダイムシフトが起きています。
「共生日本語教育」とは、参入側である非母語話者と受け入れ側である母語話者が対等に互いの言語・文化を尊重し、「共生言語」を道具として第三の文化を作り出すことを目的としています。

多文化共生社会の構築を目指した日本語教育のあり方を皆さんとディスカッションしたいと思っています。

【一分間スピーチのテーマ】
・日本語教師、日本語ボランティアの仕事・役割とは何でしょうか。
・「母語話者の日本語」を規範とし、それをモデルとして教えることは同化に繋がるでしょか。

【発表者の経歴】 
古市由美子
東京大学大学院工学系研究科日本語教室 コーディネータ
お茶の水女子大学 人間文化研究科 国際日本学専攻 博士後期課程修了
阿波で生まれ、讃岐で育ったためか、阿波踊りとおうどんがこよなく好きです。
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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。

会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6−2−9のマンションの2階になります。

会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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