こんにちは、みなさまGWはいかがお過ごしでしたでしょうか。
8日の三文会は【人工社会――コンピュータは先史時代の夢を見るか?――】
というタイトルで吉立さんに発表して頂きます。
吉立さんは卒論のテーマとして「先史時代の社会をコンピュータ上に再現する」
ということを考えていらっしゃるとのこと。
今回は、はるか昔の世界や人の様子をコンピュータ上で表現する技術を紹介して下さいます。
技術もここまできたか・・・!ということに加えて、
どのようにして過去の世界がコンピュータ上で再現されるのか、気になりますね。
参加される方は、右上のボタンよりお申込みをお願い致します。
(食事の用意の都合もありますので、参加表明お願いします)
※三文会では発表者を募集中です。興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!
以下、吉立さんからの紹介文になります。
————-
東京大学文学部で考古学を学んでおります吉立開途と申します。
さて、みなさんは「考古学」と「コンピュータ・シミュレーション」という2つの言葉を並べられた時、どう結びつけますか? あるいは、結び付けられないと思われるでしょうか。
期せずして2週連続でコンピュータ関連の発表になりましたが、目下、私は卒論のテーマとして「先史時代の社会をコンピュータ上に再現する」ことを考えております。
マルチエージェントベースモデルという技法を使うと、人々の個々の行動が、いかに大きな社会的現象を生むかを比較的簡単に再現できます。
アメリカ合衆国の都市部で、なぜ人種や所得によって住み分けが起きてしまうか。
伝染病は、いかに広大な地域に蔓延していってしまうのか。
なぜ、戦争や革命が起きるのか。
そんな巨大なテーマをもマルチエージェントベースモデルは扱うことができます。
まだまだ日本では馴染みが薄い手法ではありますが、この発表を通じて皆さんがエージェントベースモデルにご興味を持っていただいたら幸いです。
【一分間スピーチ】
「(人類の)社会とは、そもそもどういった事象であると思いますか? そこに、他の自然現象とは質的に異なった、特別な何かはあると思いますか?」
【発表者】
東京大学文学部 吉立開途さん