次回の三文会は、9月9日(水)AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。
ふるってご参加ください。
生物を数学的に理解することで見えてくるもの
というお話になります。
つい最近まで(今も?)分野融合が流行語となっていましたが、
このシステム生物学も流行にあやかり、生物学と数学・情報学の融合分野として生ま
れたものの一つです。
(昨年から東大の理学部に生物情報科学科が新設されました)
おおまかに言うと、生命現象を数学的(システム的)に理解していこうという分野です。
現代生物学における批判としてわりと有名な一般啓蒙書
・「したたかな生命~進化・生存のカギを握るロバストネス」 北野宏明・竹内薫著
・「生物と無生物の間」 福岡伸一著
があげられます。
これらの本の批評はさておき
これらの本で訴えられている(彼らがよく口にする)
[要素還元的アプローチではなく、生物をシステムとして捉えなければ本質は見えて
こない。]
この「システムとして捉える」って何なんでしょうね?
抽象的な話ではなく、要素還元的アプローチでは分からない、定量的な解析方法を用
いて生命のシステムを解析した例をいくつか紹介したいと思います。
通常の生物学における研究との質的な違いを感じ取ってもらうため、
まずは現状の医学・生物における研究(論文)紹介から始めたいと思います。
【一分間スピーチテーマ】
「生物系の研究に何を求めるのか」
何も求めない方は、「国の科学研究費の使い方における不満(最先端開発支援
プログラム等)」をぶちまけて下さい。
【発表者について】
斉藤さん
(東京大学理学系研究科(生物情報)修士課程2年)