本日は奥村さんによる、「俳句入門」でした。
参加者による即席の俳句作りの時間もあり、新鮮でした。
(1分間スピーチ)
テーマは、日本文化。
白鳥君
「菊と刀」はいい。
失われた日本が描かれているのではないか?
西洋的には合理的ではないけど、日本では合理的な感覚がある。
たとえば、「死ぬ気で~する」は、直訳すると「生きた屍」ということになり、西洋的にはおかしな感覚だそう。
野間さん時代小説を読んで、地図を見ながら東京の街を廻るのが好き。
歌麿の東都百景を見ると、道は変わっていない。景色の変化が楽しめる。
足立さん
家から富士山が4分の一見える。
留学を目指しているので、日本文化を学びたい。
(発表)
奥村さんは小学校の低学年から俳句を始めたという大ベテラン。
小学生の時には受賞暦もあるそうです。
俳句とはどのようなのものなのか?
芭蕉から始まり、具体的な例を挙げていただきました。
短歌→連歌→俳句という流れがあるのだそうです。
<俳句作りのポイント>
基本的には「Aが」「Bで」「Cだ」を、「Aが」だけで表現するのが俳句とのこと。
ポイント
①焦点を絞る
②主観をいわない
③写生を文字で行う
④量をこなす
なるほど。
でも、俳句が大きく異なるのが、心情そのものの描写より、
ある情景を切り取り、そこから、記述されていない心情を感じ取るところだそうです。
確かに芭蕉の句は、情景がぱっと思い浮かび、自分をそこに置いてみると
何かを感じられそうな気がします。
俳句の作り方
季語の話、形容詞などはほとんど入ることはなく、名詞・動詞ばかりで作るといい句になるのだそうだ。
そして、実際に俳句作りにチャレンジしてみました。
お題は、「さくら」。
<白鳥>
桜の木
下に残るや
ゴミ袋
<野間さん>
桜散る
お堀に映る
天の川
<足立さん>
花びらを
つかみたくて
花吹雪
<奥村さん>
竹林に
色彩添えし
早桜
天の川は、夏の季語じゃないかというのはさておき、生まれて初めての俳句でした。
ちょっと、俳句やってみようかなと思った三文会でした。
ちなみに、初心者には、特に本を読まず作りまくることが重要だそうです。
実践あるのみ!