本日は株式会社MANY ABILITIES (http://many-abilities.com)代表取締役の野原秀樹さんを講師に、「ドラマチックコミュニケーション」を学びました。
野原先生は、通称「踊る起業家」。バレエダンサーであり、コミュニケーション術の講師であり、起業家であるという、日本唯一の肩書きをお持ちです。
また、劇団を主宰されている福澤さんも駆けつけて下さり、ご一緒にお話をして下さいました。
大変に面白いお話で、新年早々ではありますが、多くの方にご参加頂き、大いに盛り上がりました。今年の三文会もうまく行きそうだな、と予感させる始まりでした♪
野原先生の講義は、実践形式がほとんどです。
コミュニケーションを単純化したワークショップを行い、自分で実践することでコミュニケーションに対する気づきを得ていきます。
「ノウハウ的なことは、その場限りになってしまうのであまり言いたくない」という考えをお持ちであり、本当に実践することで身に付いていきます。
本日は、
1、 姿勢
2、 発声
3、 Yes/Noゲーム
4、 手拍子コミュニケーション
5、 わたし/あなたゲーム
6、 ワンワード
という構成で実践していきました。
姿勢では、丹田(おへその指三本分下)に力を込め、頭を糸で吊られるように意識することで、よい姿勢になるというメソッドを実践しました。
就職活動を控え、姿勢の悪さに悩んでいる参加者の方が、数分で見違えるようにいい姿勢になり、全員がその効果に驚きました。
また、発声では「ドレミファソラ」の「ラ」の音程で声を発すると、元気に明朗に聞こえる、というメソッドを教えていただきました。
「ラ」は、オケでチューニングする音であり、赤ん坊の泣き声であり、電話の「プー」という音でもあり、音の基本になる音程なのだそうです。
実際にしゃべっていると、「ラ」は結構高めの音程です。意識しなければなかなか出せません。
上滑りしないように深みを持たせながら、高めの音程で自己紹介をすれば、面接で好印象間違い無しでしょう!
Yes/Noゲームとは、一人が「Yes」もう一人が「No」だけを発してコミュニケーションをとるゲームです。
端から見るとちょっと面白い状態になりますが、非言語の部分でいかに多くの情報を伝えられるかということがよくわかります。
手拍子コミュニケーションとは、10人程度が輪になって、伝言ゲームのようにリーダーが発した手拍子を隣の人に伝えていくゲームです。
タイミングを計ることで、受け取る相手、伝える相手とのコミュニケーションを鍛えます。
「わたし/あなたゲーム」では、相手の目を見て「あなた」と言うことで、「あなた」というワードをバレーのトスのようにパスしていきます。
「あなた」というボールが一つならまだ大丈夫ですが、ボールが2、3個に増えてくると、相手がちゃんと受け取れることを確認してからきちんと相手をめがけてボールを打たないと、相手はボールを受け取ってくれません。
「相手の状態を確認し」「相手めがけてボールを打ち」「相手が受け取ったことまで確認する」という、コミュニケーションの要素を実感できます。
「ワンワード」では、一人が一文節(「私は/家に/帰る」など)ずつ言葉を継ぎ足していって、みんなで一つの物語を紡いでいくゲームです。
やってみると分かりますが、「全体像を把握する大変さ」「自分の思った通りに話が進んでいかない歯痒さ」が実感できます。
逆に、だからこそ「全体をふまえた上で情報を構築するやりがい」「自分にはない発想が得られる楽しさ」を感じられます。
単純なゲームのようで、参加者の皆様はそれぞれいろいろな気づきを得ていました。
就活に即効性のあるものもあり、「きょうの面接は行ける気がする」と言っていた就活生の方もいました。
もし、「ドラマチックコミュニケーション」にご興味をお持ちでしたら、1月18日19時から、野原先生による無料セミナーが開催されます。(詳細はHPまで http://many-abilities.com)
百聞は一見にしかず、ぜひ、体験してみて下さい!