(10/25)「科学技術の将来を見据えた理系学生の国際交流に対する取り組み」

伊藤です。前回は参加できず、すみませんでした。

鈴木陽介さんが議事録を取ってくださったので、アップします。

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今日の三文会の参加は13人でした。

1分間スピーチに続き、工学部4年の斎藤康也さんより「科学技術の将来を見据えた理系学生の国際交流に対する取り組み」という題目で、STeLAという団体の活動についてのプレゼンがありました。

1分間スピーチ

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  • 白鳥さん:「農家に男家(とつ)ごう!」は出版甲子園にて12チーム中6位。売れるの?作れるの?と審査員には突っ込まれたものの観客賞まではあと1点。出版のオファーも。
  • 清水さん:ただいま就活中。自己分析で、自分を見つめ直せ面白かった。『絶対内定』は有名だけどオススメ。
  • 笹尾さん:NPOの活動にはニーズがあって生まれてくるものと、ニーズは不明だがその取り組みに意味を感じるから始まるものがある。皆の企画に期待したい。
  • 鈴木:劇団四季の『鹿鳴館』というストリートプレイを観た。駒場で5年芝居と、後半はミュージカルに関わったが面白い。
  • 浅羽さん:「つなげて覚える中学英語」は4位。2社から出版の話。英語の基礎を”be”や”may”の本来の意味を調べるところからやり直している。
  • 安藤さん:身体表現に興味がある。オペラを観て体の柔らかさに見とれ、今ヨガに取り組んでいる。行動療法でも体を使うことが重視される。皆も体を動かそう!
  • 原田さん:1分間では詰め込めない人生。システム開発を少人数でやりいかにITがボっているのか分かった。ベンチャーでインターンをしている。
  • 斎藤さん:超伝導の研究を柏キャンパスで。中国の核融合成功はマユツバでは?
  • 浜田さん:専門は野球。14年間野球バカ。甲子園で大事な場面でのバントミスが心に残り、大学野球も。社会人としても、草野球や教える側として野球を続けたい。
  • 山田さん:ロジスティックの勉強をしている。東京オリンピック招致の学生サークルに参加したり、学内サークルを立ち上げたりした。が、最近は引きこもり気味。
  • 本田さん:来年から大学院でCGを専攻する。東京ドームホテルのアーティストバーの立ち飲みスペースがcharge掛からず眺めが良く、お得。
  • 荒川さん:農学国際専攻で前日までタイにて農村調査。タイは王様の影響が強く「もの言う天皇」という感じ。マンゴーのお土産どうぞ。
  • 野間さん:遅れていらしたためスピーチはなし。

「科学技術の将来を見据えた理系学生の国際交流に対する取り組み」

本日のプレゼンでは斎藤さんが自身の関わっているSTeLAの活動について紹介してくださいました。

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団体立ち上げの動機や、今年8月にオリンピックセンターで開催されたリーダーシップフォーラムの様子について話された後、フォーラム後半で製作した「ピタゴラ装置」が動いている映像を見せてくださいました。

STeLAはアメリカ留学中の日本人学生を中心に、日米の学生お互いの理解のため、また現在の社会が抱える複雑化した問題に解決を出すには、専門家同士の連携のネットワークが重要ではないか、という考えで設立されたそうです。

もともとはアメリカの学生に日本の研究の現場を見せようという意図があったようですが、それだけでは観光で終わってしまうということで「リーダーシップ」をテーマに合宿形式のフォーラムを行おうということになり、「STeLA リーダーシップフォーラム2007 in Tokyo」が8月18日(土)~8月27日(月)にかけてオリンピックセンターで行われました。

フォーラムの参加大学は、ハーバード・東大を中心に10大学程で、国籍は日本が20人、8人がアメリカ、中国が2人、他は台湾など幅広く集まりました。

フォーラムではまずリーダーシップ論について学び、続いて分科会に別れテーマについて議論を重ね発表しました。

分科会では「地球温暖化」等がテーマとして取り上げられ、異なるバックグラウンドの学生の意見の交換により非常に実のある内容になったようです。

「ピタゴラ装置」は、もともとNHKの番組で放映されているものも成功率は高くなく、ときには20テイクも重ねているそうで、今回のフォーラムでの製作も非常に難航したそうです。2日間という時間的な制約もあり、完成するのかひやひやしながらの取り組みで、最終日、装置が無事動いたときは参加者のテンションも最高潮で、そのためビデオの画像も相当乱れていました。

お台場の展示会場への移動はトラックで丸ごと行ったようです。

来年はボストンで行われ、ゲスト国としての参加だそうです。日米以外の大学にも広げることを視野に入れてやっていきたいということでした。

斎藤さんのプレゼンを受け、今日の三文会では地球温暖化と農業の自給自足を中心に日本と世界のあるべき姿について活発に議論が飛び交いました。

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白鳥さんから日本の食料自給が抱える構造的な問題についての解説があり、荒川さんは日本の食品廃棄物のうち、ホテルなどの冠婚葬祭での廃棄物が最大のウエイトを占める、という話をしてくださいました。また斎藤さんが地球温暖化について「CO2排出量は7段階の取り組みを経てようやく現状維持できる」という考え方を紹介され、会場から詳しく知りたいという声が上がり、次回三文会で、とくにその問題を研究されている杉山昌広さん(東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)特任研究員)にプレゼンしていただくことになりました。杉山さんは斎藤さんと一緒にSTeLAの活動に取り組みながら同時に博士号を取得したスーパーマンだそうです。次回も楽しみですね。

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