さて、次回の三文会は、7月14日(水)AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。ふるってご参加ください。
時間的、地理的に来れない方も、ぜひUstreamによるネット中継・録画 http://www.ustream.tv/channel/hayaoki にてお楽しみください。
7月14日の三文会は、「.review」編集メンバーで、東京大学 i.school などにも参加されている天野彬さんによる「Around25のメディア論」になります。以下、天野さんからの紹介です。
*7月7日更新!(運営:江崎): .review主催の西田亮介さんにも当日参加いただけることになりました!西田さんは 非営利組織論・地域活性化論を専門にしながら、中央公論や思想地図などでも幅広く活躍されている若手研究者です。さらに面白い会になると思いますので、是非ご参加を!
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いま書店に足を踏み入れると、メディア変革の時代を謳う雑誌や書物に溢れていることに気付きます。高性能化、低廉化する情報技術、そして高品質化したプロダクトによって、デジタルメディアは現代社会の中でプレゼンスを強める一方です。個々の論の質の高低はあるにせよ、デジタルメディアの可能性を評価する議論は概ね時代の流れを捉えた首肯できる内容になっていると思います。そんな時流を読んで、一つのメディアプロジェクトが2010年の初頭に西田亮介、塚越健司、天野彬の三人によって立ち上げられました。名前すらなかったその団体は、「自分たちでは編集しないこと」を編集方針として、コンテンツをいわゆるクラウドソーシングに委ねることに決めたのでした。Twitterを中心に原稿を募集し、140ものアブストラクトを受領しました。そこから執筆者とのやりとりをしながら論考をウェブサイトに掲載していきました。はじめ前途多難に思えたこの試みは初速から全開で、批評界/大学界の大物から後押しを受けつつ快調に活動実績を積み上げていきます。いつしか名前も「.review」(dotreview)に決まり、文学フリマに本まで出品してしまいました。終わってみれば文フリ史上最高額の売上を記録したという嬉しい事実もあり、ひとまずこの試みはうまくいったのではないかとメンバー一同安堵しているところです。今回の三文会では、文学フリマの話を中心にこの半年の奮闘記について振り返りつつ、いまメディアを作ることの難しさと可能性の両面をお伝えできればと思います。そして僕達と同様に同年代(Around25)でメディア作りに携わっている人を紹介しつつ、ゆるくメディアの将来を考えていく会にできればと思います。
【1分間スピーチのテーマ】
「あなたが自分が文章を書くとしたらどんなテーマにしますか?(論文、小説、エッセーなんでも可)」
【発表者】天野彬さん(学際情報学府修士1年 「.review」編集メンバー)、西田亮介さん(「.review」主催)
参加費(朝食込み):学生 500円 、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、300円、600円とします)参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。場所は、以下の地図を参考にしてください。最寄り駅は、本郷三丁目、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。