9/22【田舎研究、始めました――序説のようなもの】

突然ですが、「田舎研究」と題したプロジェクトを友人と始めました。ちなみに、2人とも「田舎」の出身です。

本プロジェクトでは「田舎」を「統治機構(みやこ)から離れて、人間が生活する地域を相対的に指す語」くらいに緩やかに規定し、「田舎」に関係する文献(現在97点)を読んで、「田舎」の「豊穣さ」を記述したいと考えています。既に研究の蓄積がある「農山漁村」「多自然居住地域」などの語を使わなかったのは、本プロジェクトが「田舎に関する研究」であると同時に「田舎学問」、すなわち時代から離れた古くさい学問であるという自己認識があるからです。併せて「地域間の均衡ある発展」「地域活性化」「地方創生」などと移り変わる時流から、超然とした研究をしようという思いも込めました。当事者の2人は勤め人で、割ける時間が限られるため、文献を読むだけで短くとも10年間はかかると見込んでいます。

今回の三文会では、非常に迂遠なこの「田舎研究」の構想を話させていただきます。これまで三文会では、地域の問題に取り組む多くの方々にお話をいただきましたが、ひと味違った話題を提供できれば幸いです。

【一分間スピーチのテーマ】
「田舎」といえば?
(注)三文会では、自己紹介を兼ねて、発表者が設定したテーマについて参加者の皆さまに1分間のスピーチをお願いしています。

【発表者】
熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)
1986年和歌山県生まれ。東京大学文学部を経て、2012年に同大学大学院学際情報学府修士課程を修了。専門は科学・技術政策論。在学中、財団法人東京大学新聞社(現、公益財団法人)に勤務。朝食勉強会、三文会事務局に出向。現在、情報通信企業でマーケティングを担当。

(備考)画像は有田川町(和歌山県)のウェブページから。

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前日18時までに参加登録をお願いいたします。


 
三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!

【日時】毎週土曜日朝8:00〜9:00頃まで(開場7:45、途中退出OK)
【料金】学生500円、社会人1000円
【場所】Lab+Cafe 東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7F (http://lab-cafe.net/page/)

会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩3分)です。

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