12/09【「化学物質規制」と「代替物質開発」のいたちごっこ】

今回の三文会は先週に引き続き、大学院生による発表です!
皆さんは「レギュラトリーサイエンス」という言葉を耳にしたことはありますか?
日本語に直すと「規制化学」と言われる分野です。
人の手によって開発された化学物質を、人の手によって規制する…そんな科学の一面に焦点を当ててみましょう。

 

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以下、発表者の根岸さんによる告知文です。
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はじめまして、横浜国立大学(修士2年)の根岸純也と申します。
大学院では、鍋やフライパン等に使用されている水や油をはじく化学物質を研究しています。

早速ですが皆さん、新聞で「脱法ハーブ」というワードを耳にすることがあったかと思います。
例えば「AM2201」が指定薬物として規制対象となった後、「MAM2201」という代替物質が出回りました。
「MAM2201」は「AM2201」のベンゼン環の水素基1箇所をメチル基に変換しただけです。
このように、規制対象の化学物質と構造が1箇所でも違えば、規制の網をすり抜けることができてしまうのです(現在では「MAM2201」も指定薬物として規制対象)。
結果、「化学物質の規制」と「代替物質の開発」のいたちごっこが起きてしまうのです。

前置きが長くなりましたが、大学院の研究対象物質でも同様の現象が起こっています。
この無限ループを断ち切るにはどうしたら良いのか。その解決策を皆さんと一緒に考えられれば幸いです。

【1分間スピーチ】
今までに何か悪いことをして注意されたとき、どのように改善したかを教えてください。

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。

会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。

会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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