11/11 【ロボットアーム制御に学ぶ自律分散かつ全体最適な社会像】

ロボットアーム、自律分散、全体最適、社会像、生命知、人工知能、。
次回の三文会は現代社会を取り巻くキーワードが複数出てきます。
「人工知能の哲学」を出版された松田さんと一緒に未来の社会像を考えてみませんか。

以下発表者の松田さんからの内容紹介です。
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我々人間は、60兆の細胞の奏でる生命のリズムの共創によって、一つの生命たる身体を形成している。我々の身体は、リズムをはじめとするコミュニケーションによって成り立つ「社会」であると言える。
こうした生命の共生の仕組みを活用し、時々刻々と変化する実空間において、不測の事態が生じたとしても、安定して機能するロボットアーム制御技術が提案されている。我々人間の腕は、多数の腕関節が、互いにコミュニケーションを取り合うことで、時々刻々と変化する状況において、常に最適な負荷を分担しあうことによって、一つの運動という目的を達成する仕組みであると考えられている。
発表者は、こうしたロボットアーム制御技術を含む、生命のもつ、互いにコミュニケーションを行う「生命知」に基づき、脳型コンピュータ(人工知能)を研究している。本講演では、こうした「生命知」に関する理解を通して、人間と機械との共存在の在り方、そして、社会の在り方についての考察を行っていきたい。

【一分間スピーチ】

「皆さんは、未来の社会像をどのように描いているでしょうか?」

人工知能ブームの今、多くの経営者や技術者が、様々な未来の社会像を描いています。
「共生」の時代、「働く」ということが生活の中心でなくなる時代、ロボットやドローンといったガジェットが生活の中に入り込んでくる時代・・・
中には、「確かにそうかもしれん」と思うものや、「それはあり得ないだろう」と思うようなものまで、様々な社会像が話題に上がっています。

今回の一分間スピーチでは、皆さん一人一人の考える未来の社会像を共有していただくことで、これからの未来をどのようにデザインしていくことができるのかを、皆さんと一緒に考えるきっかけにできればと思っています。

【発表者プロフィール】
松田 雄馬(まつだ ゆうま)1982年9月3日生誕(ドラえもんと同じ誕生日)。徳島生まれ、大阪育ち。博士(工学)。2005年京都大学工学部地球工学科卒業。同大学在学中、中国北京大学に短期留学。2007年京都大学大学院情報学研究科数理工学専攻修士課程修了。同年日本電気株式会社(NEC)中央研究所に入所。MITメディアラボとの共同研究、ハチソン香港との共同研究に従事したのち、2008年、東北大学とのブレインウェア(脳型コンピュータ)の共同研究プロジェクトを立ち上げる。2015年情報処理学会にて、当該研究により優秀論文賞、最優秀プレゼンテーション賞を受賞。同年、博士号取得。2016年NECを退職し独立。現在、「知能」や「生命」に関する研究を行うと共に、2017年4月、同分野における研究開発を行う合同会社アイキュベータを設立(代表社員)。同年、株式会社ユニロボット及び株式会社ケンタウロスワークス技術顧問に就任。人工知能に関する謎を「生命」という視点から紐解く「人工知能の哲学」(東海大学出版部)を刊行。

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三文会では発表者を募集しています。
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【日時】毎週土曜朝8:00〜9:00頃まで(開場7:45、途中退出OK)
【料金】学生500円、社会人1000円
【場所】Lab+Cafe 東京都文京区本郷4-1-3 明和本郷ビル7F (http://lab-cafe.net/page/)

会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩3分)です。

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