10/21【日本最古の歴史書「古事記」の舞台は徳島だった?】

次回は古事記をこよなく愛する山田さんによる発表です。
発表の舞台は徳島。
徳島と古事記の不思議な関係と、古事記をめぐる現代の徳島の暮らしに迫ります。
 

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以下、発表者の山田さんによる告知文です。
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皆さんこんにちは。
2年前に徳島から上京してきた山田と申します。
今回は、ある説の紹介をしたいと思います。

私は兵庫で生まれ育ったのですが、25歳の時に四国遍路をするために徳島に足を踏み入れ、その独特の魅力に引き寄せられて移住しました。
徳島は、観光資源に乏しく、ブランド力のある物産に恵まれず、全国的にも知名度の低い都道府県の一つです。
しかし、昔ながらの風情が残されており、高品質の食材を低価格で入手することができ、密度の濃い人間関係が安心感を与えてくれる非常に暮らしやすい場所です。

さて、その徳島で話題沸騰中なのが「阿波古事記説」です。
日本最古の歴史書「古事記」の舞台が徳島だった!
というセンセーショナルな説です。
この阿波古事記説は、ある人にとってはライフワークの対象となり、ある人にとっては地域おこしの材料となり、ある人にとっては笑い話の持ちネタとなり・・・多くの地元民を巻き込みながら、自己膨張を続けています。
阿波古事記に関するfacebookグループのメンバー数は現時点で1650人超。何らかの形で関わりを有した人はその数倍。人口80万人弱の徳島で、とんでもないことが起こっています。
今や徳島では、「阿波踊りは踊れないが、阿波古事記なら知っている」という人も珍しくありません。

阿波古事記説を初めて聞いたとき、私は猛烈に反論しました。
正しい歴史教育を受けた私にとって、そんな説はあり得なかったからです。
私は、この珍説を唱える人々の歴史認識を改めてあげなければならないと考えて、彼らに会う度に、天孫降臨が宮崎で起こったことや、出雲大社は島根にあることを、繰り返し教えてあげました。
しかし、彼らと議論を繰り返すうちに、なんと私自身が阿波古事記説の信者になってしまったのです・・・。

山中にひっそりと眠る遺跡、天皇にカリスマを付与する神秘の布、古事記のストーリーと奇妙に一致する地名。
めくるめく阿波古事記の一説とともに、東京から遠く離れた地域で楽しく暮らす人々の姿をお伝えしたいと思います。

【1分間スピーチのテーマ】
あなたの町の歴史を教えて下さい。

【プロフィール】
山田 智信(昭和53年生)
アマチュア歴史研究家
会社員
元弁護士
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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。

会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。本郷6-2-9のマンションの2階になります。

会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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