10/5【仮想通貨はお金なのか?:社会理論から考える貨幣論】

次回三文会は『お金』の不思議についてです!

もちろん,現代日本に住んでいるほとんどの人はお金が何であるかを理解していますし,また日々使っています.しかしながら,お金の本質とは何でしょうか.なぜ,たとえば紙幣ならば紙切れが価値あるものとされるのでしょうか.
当然,それは「みんなが欲しがっているもので,実際にお金として使われているからだ」というのはひとつの解答としてあり得ます.しかし,ではなぜみんなが欲しがるのでしょうか.お金について考えることは,こんな堂々巡りを提起します.
東大・情報学環の院生でいらっしゃる金さんと一緒に,この謎に迫ってみましょう.

 

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以下,発表者の金さんからの告知文です
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 三文会の皆様、初めまして。東京大学大学院学際情報学府社会情報学専攻修士課程1年の金信行と申します。
 10月05日の三文会では、「お金」をテーマとした発表を行います。お金は私たちの生活に欠かせないものです。お金がなければ、美味しいランチを食べに行ったり、生活必需品を購入したり、電気代を支払うことはできません。私たちはお金を当たり前にあるものとして気にも留めませんが、ひとたびお金が在ることそれ自体に目を向けてみると、私たちはあまり多くを知りません。
 そこで10月05日の会では、お金が在ることの不思議を解明しようとした社会理論家の考えたことや一時期日本のメディアを賑わせた仮想通貨についてお話ししようと思います。仮想通貨についてはその代表的なものとしてビットコインを取り上げます。仮想通貨については、仮想通貨取引所であるMt. Goxの破綻はさることながら、2016年には三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨であるMUFJコインを開発していることを発表し、その技術的インパクトが注目されています。今回の発表では、お金にかかわる社会理論とビットコインの仕組みについてお話しすることで、ビットコインのようなある種「うさんくさい」ものがなぜ使われているのかについてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

一分間スピーチのテーマ:
あなたの周りでお金と呼べるものを挙げてみてください。それはどのような機能を果たすものですか?

発表者様プロフィール:
1992年千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科を経て、2016年より東京大学大学院学際情報学府社会情報学専攻修士課程、多文化共生・統合人間学プログラム(博士課程教育リーディングプログラム)に在籍中。専門は社会理論。
学部時代はアフリカ研究という学問を専攻していましたが、紆余曲折あって経験研究から理論研究へと大きく舵を切りました。今のところは地域研究を専攻していた経験を活かせていませんが、博士課程では理論研究を活かした経験研究をアフリカ地域(もしくはそれ以外の地域)で行えたらと考えています。学際情報学府やリーディングプログラムに関心がある方などいらっしゃいましたら、是非声をかけてください!

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。
会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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