次回の三文会は、3月16日(水)AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。ふるってご参加ください。
時間的、地理的に来れない方も、ぜひUstreamによるネット中継・録画 http://www.ustream.tv/channel/hayaoki にてお楽しみください。
以下、瀬尾さんによるご紹介です。
皆さんこんにちは。東京大学医学部医学科6年の瀬尾拡史と申します。
大地震で日本全体が大変な状況に陥っている中、発表を担当させて頂くことになりました。
まだ余震もありますし、停電の可能性もなきにしもあらず、とのことで決して無理の無い範囲でお越し下さいね!
サイエンスCGってご存じですか?
CGと言えばゲームや映画などが真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、学術分野(=サイエンス)でも今やCGは重要なツールの1つです。物理や化学、医学などの実験データやCT画像などをCGを用いて可視化する技術は珍しいものでは無くなってきました。
でも、学者・研究者が作るCGは”面白く”ありません。正確性を100%重視しているのですから、当たり前と言えば当たり前です。でも、これって勿体なくないですか?サイエンスとしての正確性50%、エンターテイメント性50%でCGアニメーションを作ることが出来れば、子どもたちがサイエンスに興味を持ってくれるはずだし、仕分け人も研究の意味を理解して、予算を付けてくれるはずですよね!映画”STAR
WARS”に出てくる惑星が細胞で、戦闘機がウィルスだったら、壮大なサイエンスCGになるではありませんか!
日本では全く馴染みのないサイエンスCGですが、医療分野においてはアメリカでは100年前から”medical
illustrator”と呼ばれる職種を育てる大学教育プログラムが確立されています。
私はこのサイエンスCGと言う分野で日本でのパイオニアになるべく、大学2年生のときにダブルスクールにてプロ仕様のCGソフトウェアの操作を習得し、裁判員裁判を初めとしたサイエンスCGの制作に携わってきました。
そんな自分のCG制作事例を交えつつ、アメリカ・カナダの”medical
illustrator”教育プログラムも目の当たりにしてきた経験や、日本のこれからの課題、短い時間の中で話題てんこ盛りで発表しようと思います!
【発表者】瀬尾拡史さん(東大医学部6年)
参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。